ピーターラビット展 おとうさんパイの件

kodomono2016-12-13

先日書きましたピーターラビット展
チビたっての希望で最終日に再び
行ってまいりました〜!

またしてもじっくり見たのち、
私はやっぱり欲しかった美しい図録を手に入れ、
チビは悩みに悩んで、12冊入りのミニ絵本セットを買ってもらい、
お小遣いでベンジャミンバニーのぬいぐるみを買い、ホクホクです。

で、先日も紹介したのですが、衝撃を受けた
キャラクター相関図にあるピーターのおとうさんが、
パイの絵で表現されている件について、
新たに発見がありました!

まず、復習です。
おとうさんのキャラクター紹介がこちら…

完全にパイ。

で、展覧会で見た、白黒の原画がこちら。

パイもさることながら…
お、奥さん…
じ…ジャガイモみたいですけど…?

読んだことあるはずなのに、
こんな衝撃的な絵をスルーしてたのか?
と思って、見直したら、
なんとなんと…
日本語版には、このページが、ないのです!!


↓日本語版のページ↓

オリジナル英語版では
「〜でも、おひゃくしょうのマグレガーさんとこの はたけにだけはいっちゃいけませんよ。」
までがこのページで、
「おまえたちのおとうさんは、あそこで じこにあって、マグレガーさんのおくさんに にくのパイにされてしまったんです」
というのがパイとおくさんの絵のページ。
日本語版では、直前の1ページにまとめられてしまったのです。

おそらく日本人の教育的見地からカットしたんでしょうね…
うーん…

で、英語版はどうかな?と見てみたら、
こちらの女性が!

お、奥さん…
き、キレイになってます?
(おぼろげに赤子まで現れたような…)

ということを、
展覧会のショップで気づいた私たちが、
その場であれこれ調査したところ、
英語の通常版にはキレイな奥さんが載っている…
英語の特別版やミニチュア本やには、
オリジナルジャガイモ風奥さんがカラーで載っている…

英国では、
おとうさんパイは問題にはならなくて、
ジャガイモ奥さんは問題になったということ、
でしょうか?
途中から、キレイな奥さんに変えたのかなあ…
ほんとにポターさんが描き直したのかなあ…

よくわかりませんが、
奥深いポターさんの世界…
ますます大好きになりました(^^)


※おとうさんは生まれながらにパイというシュールな設定なのかと
誤解がありましたので、*〜*の画像と文章を追記しました(笑)
12/15/2016