チビの歴史ブーム

kodomono2013-04-17

「絵で見る ある町の歴史」と言う本
をきっかけに
歴史の楽しさを知ったチビ。
その後、吉野ケ里遺跡へ行ったりでますます興味が湧いたようで、
いまや歴史ブームと呼ぶほどになりました。
図書館で選ぶ本が今ほとんど歴史、主に古代文明もの。
学級閉鎖でヒマだったときには年表までつくり、
「昔のものを見に行きたい!」と歴史館や史跡に自ら行くまでに。

今、チビの将来なりたいものは、手品師か考古学者だそうですよ。

それにしても最近は子供向けでも面白い本がたくさんあります。
私が子供のころは「マンガ世界史」「マンガ日本史」くらいしか
無かった気がしますが…あったんでしょうか?
チビへの読み聞かせには言い換えが必要ですが、
中学校教科書レベルも怪しい私も一緒にワクワクしながら読んでいます。

古代文明に関しては、エジプトものの種類が多く見当たります。
古代エジプト文明は水準の高さもさることながら、
巨石を使っているために今までの歴史に埋もれていないこと、
その三千年以上にわたる繁栄の長さがほかにはないすばらしさ!
だからこそ色んな人が魅了され、子供向け資料も多いのでしょうねえ。

「絵で見る ある町の歴史」と同じシリーズで
「絵で見るナイル川ものがたり」というエジプトものがあります。
このシリーズは絵が美しく詳細です。

大好きなかこさとし先生の「ピラミッド—その歴史と科学」もいい!

ピラミッドの作り方などがよくわかります。

あとわりと種類があるのは古代ローマ
「図解 古代ローマ
アンドルー・ソルウェー(著),スティーブン・ビースティ (イラスト)
ローマ時代の文明もほんとうにすごいんですねえ。
動力が違うだけで現代にもひけをとらない生活ぶりに驚くばかり!
公衆浴場には床暖房やスポーツ施設まで併設、現代のリゾートスパ顔負けです。
モヘンジョダロギリシャもそうですが、公衆浴場があるという文明には感動します。
水準が高く衛生的、お風呂大好きな日本人として親近感が湧きます。

児童図書館・絵本の部屋—探検と発掘シリーズ」

ジアン・パオロ チェゼラーニ (著), ピエロ ベントゥーラ (イラスト)
これは発掘された当時からさかのぼり、
古代の様子を教えてくれるシリーズなのですが、
このペントゥーラさんのイラストが、戦争や死闘や生け贄といった
キツい史実もさらっと見れてしまうかわいらしさで見やすいです。
文章は大人びた言い回しが多くて言い換えが大変ですが、面白い!
「マヤ」「ツタンカーメン」「トロイヤ」「クレタ」「ポンペイ」があります。

というように、わりとヨーロッパ周辺はよい絵本があるのですけれど、
アジアや中近東があまりありません。
メソポタミアとか中国とか、ありそうなのに見たことないですねえ。
かろうじて「はじめてであうアジアの歴史」シリーズというのをみつけて読んでいます。

駆け足で現代までを語る教科書風なのが残念、
そして必ずや欧米→日本とひどい侵略の歴史が語られるのは辛い…と思っていたら、
今まで読み聞かせ、長い物語(エルマーのぼうけん、ひろすけ童話、あしながおじさんなど)の読み聞かせでも決して寝たことがなかったチビが、
このシリーズでだけは寝ることがあります!!!
とってもありがたく愛読中です。

それにしても、世界には知らないことがいっぱいあるな〜
と、楽しく勉強させてくれるチビに感謝のこのごろです。
いつまで続くかな?