名を得ることによって変わるもの

kodomono2013-01-19

チビと愛読する「かがくのとも」。
今月持ち帰ったのはこれ↓

ぺんぺんぐさの ふゆとはる

ぺんぺん草などの雑草が冬の間、
地面に這いつくばっているようなその姿は、
寒さや風から身を守るためで、
この形を「ロゼット」と呼ぶのだそうです。

(これはぺんぺん草ではありません↑)
ロゼットは、ローズ=バラが由来…
そう言われるともうこの形は
冬の寒さをけなげにしのぐ、地面のバラにしか見えない!

「地面に這いつくばっている」よばわりしていた雑草たちが
私の中で名を得ることでロマンチックなものに激変しました。
屋外で遊ぶ時も、ロゼットないかな〜♪と探すように。
「名を得る」ことによって変わるのは受け手の心なのですねえ〜

優しいタッチの絵もすばらしく、とても良い本でした…が
惜しむらくは発行時期!できたら11月頃に出してほしかった!
著者も、ロゼットは12月が一番美しいと書いているのです。
暖かい福岡では、もうロゼットを保たず上に伸びていたり、
さらには既に開花したりしているものも。
雪国ではまだまだ地面は雪の下だから間をとっているのかもしれませんが…
また来シーズンのお楽しみにしておきましょう。