「博多織工芸館」

kodomono2016-01-31

「博多織」は、古くから博多を代表する、丈夫で美しい絹織物。
もともと和装の帯に使われることが多く、
例えば、相撲力士が上の階級になると博多織の帯を締められる…
というステイタスシンボルともなるような品。
中でもありがたい仏具をモチーフにした「献上博多」柄は、
博多のシンボルと言える存在で、駅や空港、街中にも見かけたり、
お土産物にも使われたり…とにかく博多でよく見る柄です。

この博多織を知り、そして買うのにぴったりな場所、
「博多織工芸館」。

博多織の歴史や様々な種類の織物の展示を見ることができ、

また、博多織の商品の販売も行っています。
オリジナル商品の発注や名入れ、スーツのオーダーメイドまで可能だそう!

この、泥染のネクタイは、一見一色なのだけれど、たくさんの色の糸を
織り込んであり、遠目に見ると金属のような光沢があり、美しい…!

皇室の方も買われたと書かれていましたよ。

そして実はこちらの商品の大半が、市価の〜2割引きなんですって!
これは、こちらの施設が、サヌイ織物という株式会社が運営しており、
直売であるということと、施設の立地が、街中から少し離れているので、
来てくださった方にサービスしたい、という温かい心遣いからだそう。

ほかにも古い機織り機で博多織体験もできたり、

さらには、工房で織物が作られる様子も見学ができるのです。
もちろんお願いすれば、係の方がそれぞれ詳しく説明してくださいます。

髪の毛よりも細いと言われる、絹糸を何万本もの針にセットし、作られる博多織…
日本伝統の細やかさ、美しさに、胸を打たれますよ〜
私も次回は子連れで行きたいなあと思いました。
興味ある人はぜひ。

「博多織工芸館」
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hakataori/
福岡市西区小戸3-51-22
休館日 お盆、年末年始 10-17時
見学無料(団体は要予約)