合成添加物

kodomono2015-09-08

ちょっと前に、安倍司さんの講演を聞く機会がありました。
安倍さんは総合商社で、食品添加物のセールスマンだったという経歴、
その事を悔いて、執筆や講演、無添加食品等の開発、
伝統食品の復活に取り組んでいる方。
私も以前テレビでお見かけしたことがありました。

安倍さんは、「添加物ダメ!」なんて言いません。
北九州弁で「ええやーん、おいしいんやもん!安いしー悪くなかろう?」
などと軽い口調を交えつつ、持って来た謎の粉や油やらを
あれこれ実験のように混ぜて、
コーヒーフレッシュや豚骨スープを作る…
なるほど、一緒に聞いていた中学生も飽きずに聞けて、
面白い講演でした。

また、ちょっと前に読んだのがこの本。

著者は渡辺雄二さん、「買ってはいけない」で、有名な方です。
買ってはいけないなどで、これじゃ買うものないじゃん、重い、などと、思った方には
市販品どっちかって言えばこっち!って言い切ってくれる軽さで読みやすい本です。

添加物って言葉は難しいですよね。
添加って言ったら塩だって添加。合成添加物と言えば良いのかな。
でも自然界のものだって危険はあるし、例えば砂糖だってあまりとりたくはない。

私が一番印象に残ったものをあげると…
自然界に存在しない、化学合成の甘味料。
例えばプラスチックと同様に、これらは体の中で代謝されないので、
腸から吸収され、体中をぐるぐる巡り、肝臓や腎臓にダメージを与えたり
遺伝子に影響することが心配されるのだそうです。

アセスルファムK
スクラロース
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物

見慣れぬカタカナが覚えきれないでしょうか…?
そういう方は、なんか長いカタカナの甘味料が入ってたら、
入ってない方にしましょう(笑)
あ、お菓子や甘味飲料だけじゃなく、
ビール風飲料や甘いお酒にも入っていますので、ご注意です。

もちろんどれも、認可されている合成食品添加物
でも、動物でOKでも人間で長期間となると…わからない。
スクラロースなんかは、砂糖の600倍もの甘みがあるんだそうです。
そりゃあ、カロリーはオフできるでしょうが、素直に600倍って怖い…
選べるなら、私は砂糖とか、なんなら蜂蜜にしときたいです。

とはいえ、私、合成添加物を全部排除しよう!
などとがんばっているわけではありません。
とにかく
たくさんのものから選べる立場にいて、
せっかく原材料表示がついているのですから、
できる時には裏返して見てみて、よりよさそうな方を、
特に子どもには、選んであげたらいいかな、と思うのです。

そして、こんなの入ってたらなんかイヤだ!
と思うものは、買わないし、時には言う。
メーカーだって、そりゃあ安くおいしくカロリーオフで、
しかも売れるとなったら、ぜったいそっちを選ぶよね。
だから、言っていくこと、大事じゃないかなと思い、
書いてみました。