あけましておめでとうございます 2014

昨年もたくさんの方々のお陰で幸せに過ごす事ができました。
ほんとうにありがとうございます。

よき一年となりますように。
世界が、みんなが良い方向に向かえますように…


年初にあたり(何年か前にもブログに載せたのですが)
心に沁みる文章を転載し、今年の目標とさせていただきます。
毎年雪の季節になると、かならず思い出し、
そのたびに、いたらないじぶんの心を引き締めております…

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「見守るという祈り」

「親」と言う字は、木の上に立って見ると書きます。
育てるというのは、相手の現状を知り、導きながらも、相手の成長を「待つこころ」が必要になります。

 よく「何度言っても、子供が言うことをきかない」と親の悩みを聴きますが、いくら努力をしても、すぐに効果が出ないのが自然の掟(おきて)なのです。

 人間関係も同じです。相手が「人」という自然である以上は、こちらが望んだように導いても、スグには成果はでません。

 路面に降る雪は、路面に落ちるとすぐに溶けて無くなります。
でも、この消えて、溶けた雪たちが、路面をゆっくりと確実に冷やしてゆく。
その結果、路面が冷えてゆき、落ちた雪が溶けない状態にまで完全に路面が冷えた時に、はじめて雪は目に見えて積りはじめる。そして結果が見えるのです。

 ですから積るという目に見える「結果」は、目に見えない溶けた雪たちの努力の
「目に見えない」くりかえしがあってのことなのです。

 その結果をすぐに見たいと思う指導者は教育を理解していません。
待てない親たちは、子供を「ダメね」「バカね」「どうして出来ないの」「また、結果がでないじゃない」と、相手の成長の遅さにイラダチ責めてしまうのです。

 自分自身をふり返っても、昔、周囲の大人が言われていたことを、何かのキッカケで思い出し、
「本当にそうだなぁ」と気づいたり、「昔の人はよく言ったものだ」と感心することがあります。
それも、幼い僕の心に伝えてくれた周囲の教えがあってのことなのです。
誰も教えてくれなければ、僕の心の片すみにも教えは存在しないのですから。感心したり、気づく瞬間もおとずれません。


(以下略)

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☆心理カウンセラー 衛藤信之さんHP
えとうのひとりごと 2010年7月27日より転載
http://www.nobuyukieto.com/column/diary/20100727.html

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