筒井時正玩具花火製造所

kodomono2017-08-28

筒井時正玩具花火製造所へ行って来ました!

帰省時の機内誌で見た、とてもオシャレで素敵な花火屋さん。
見れば、福岡県みやま市にあるという。
線香花火作りのワークショップもやっているというし、
花火好き母子としては、どうしても行ってみたい!と思っていたら、
帰ってポストに入っていたフリーペーパーにもFBにも載っている。
もうこれは行くしかない!と、
夏休み最後のイベント、阿蘇の帰り道に。

辿り着いたこのオシャレな建物は、ぶどう畑の中に突然現れます。

ナビに頼っていくと、とんでもないところへ
導かれてしまうことがよくあるようで、
我が家も迷い迷いしてたら、
たまたま車ですれ違った先代に案内していただけました。

銀座のデパートにも置いてあるという、ハイセンスな花火と並んで、
バラ売りの手頃な花火、懐かしい花火、お得なセット花火までいろいろ並んでいます。

ワークショップのテーブルの奥の
にじり口のような引き戸の先には花火を試す専用部屋も。

ワークショップでの線香花火づくり。
美しく染め付けられた薄葉紙に火薬を入れて、
包みつつ、捩っていく、だけ...なのですが、これが...
不器用母子にはかなりの難しさ!

職人さんの技術の高さを思い知ることができました。

母子の、残念な出来上がりをご覧あれ...

中央の美しいグラデーションの一本が見本で、
手前の白が出ちゃってるヨレヨレ3本が私作、
奥のやたら短い3本がチビ作。

途中で一本試し点火。

短すぎても汚くても、ちゃんと着火はするようでした。

さて、お買い物!
大盛り上がりであれこれ選びましたが、
この行程にまったく興味がなさそうで、ワークショップも
いいから母子でどうぞ、って感じだった相方が突如として、
「昔、こういう製造所かなにかで、こんなふうに
バラ売りの花火を選んで買った記憶が何十年ぶりに蘇った!
ものすごく懐かしい!
これもこれもよくやったし、
ここにはないけれど、こんな形でこんな色のがあって!」
と、いきなり饒舌に!
と親切なスタッフさんが、
「ああ、それは”とんぼ”ですね。探してきますよ!」
と、わざわざ「とんぼ」を探してきてくれてまた盛り上がり。


相方セレクト懐かしの花火シリーズ。

ほかにもたくさん選ばせていただきました。

左下のお得なセット花火も8割はこちらの商品だそう。

なかでも右手にある黄色くて太い「九州炭火」。
地元の子供はこればっかり買う一番人気なんですって。

帰ってやってみたらすごい迫力と美しさ!

魔法使いみたいです。

最初に花火の歴史や原料についてお話を伺ったのですが、
なんでも線香花火は東西で違い、
東はカラフルな紙製の「長手牡丹」。
西は藁スボに黒い火薬を直接つけてある「スボ手牡丹」。
現在国産ものは、東が3社、西が1社しか作っておらず...
そうなんです!「スボ手牡丹」は、
全国でもここ、筒井製作所だけしか作ってないそうなのです!
なので、この伝統を守るべく、研究を重ね、
藁スボ確保のために、稲作もはじめ(稲刈り機で刈ると落としてしまう場所らしい)
火薬の原料確保のために、修行に行ったり、赤松を植えはじめたりもしているとのこと。

↑画像は材料で、画像下方にある赤松は、
30年も乾燥してから炭にするのだそうで、
なんとも..気の遠くなる話…!
未来につながるように、応援したくなります!

西の線香花火の正しい遊び方も習いました!
私、関東出身なので、全く知らなかったのですが、
スボ手牡丹は、すこし上向きに持って、火がついたら少し
口で空気を吹いてあげるくらい空気が必要なんですって!

↑うまく吹くともっともっと長く炎が伸びて美しいです!

こちらのステキな本も購入。

思った以上に知らないことだらけで本当に楽しい時間でした。
お近くに寄った際はぜひ...寄らなくても、
全国各地に取扱店がありますので、
ぜひぜひ、いっしょに応援しましょう〜(*^^*)

↓HPもオシャレですよ〜↓
http://tsutsuitokimasa.jp
筒井時正玩具花火製造所