はじめての歌舞伎

kodomono2017-02-17

先日、友人から
「歌舞伎のチケットがあるんだけど」
というお誘いが。
友人は、子育てで数年ブランクはあるけれど、
以前何度か行ったことのあるという方。
私は「博多座」のある福岡に来て以来、
ずっと行ってみたかったのですが、未経験。
だから、できたら最初は観覧経験者とご一緒したかったので、
まさに願ったりかなったりのお誘いです!

実は私、昨年の冬あたりから、
ときどき着物を着ることにしています。
出産前にたまーに着ていたのですが、
妊娠出産後はやはり難しく遠ざかっていました。
それが、昨年あたりから子供も手が離れてきて、
着れる環境になったなあと思って。

もともとは、背が低い女子が親類に私だけで、
古〜い着物はいっぱいある。(古着着物はだいたい小さい)
それが「もったいない」という理由で着はじめたので、
知識も着付けも超テキトーです。
食事会や、和風の行事の時とか…わりと気軽に着ます。
というか普段着が多いので気軽な場所しか着られない…

そんなテキトーな私だけど、日本の伝統芸能を見るなら、
せっかくだから着て行きたい…
でも、歌舞伎ってどんなの着てったらいいのかなあ?
小紋とかでもいいのかなあ…?

ググってみると、歌舞伎…特によく出てくる歌舞伎座には…
かなり怖いことも書いてあり、着物で行くのは、敷居が高すぎる…!
でも、友人らに聞いたら「博多座はそんなことないよ〜」
と言われたので、それを信じました。
こういうところが、地方都市福岡の素晴らしさだと思います。
なんていうか、東京では特別な人しか行かないようなところに、
みんな気軽に行くところ。ほんといいです。
(でも冒険する勇気もないので、無難と書いてあった、
 めったに着ない格上の色無地を着用)

行ったのは平日のお昼の公演。
11時から15時。
途中30分と25分の休憩をはさむ、3部構成。

開演1時間前から入れて、みなさんお買い物やらお茶やらするのよ。
と聞いたので、早めに行ってみてみると、博多座の土産物のほか、
お弁当、和菓子、豆菓子、下駄、京小物、和雑貨、服飾品…
ちょっとした駅並みにたくさんの店がひしめいている!
弁当屋さんだけでも5店舗くらい出てて、種類もいろいろ。
パン屋さんやサンドイッチ、アイスクリーム、ビール、ワインまである。
なんだかすごく楽しいです。

最初の30分でみなさんお席やロビー、レストランやカフェで
お食事されるらしく、せっかくだから、幕内弁当を席で食べたい!
と、料亭のお弁当と博多座のペットボトル茶を購入。
お上品な味付けで、量もほどよくて、とてもおいしかった〜

この日の演目は、現代的な歌舞伎「男の花道」と日本舞踊ショー。
「男の花道」ほぼ現代劇のようなふつうの言葉遣いで、
要所要所で歌舞伎の言いまわしになる感じで、わかりやすく、
初心者にはもってこい、舞踊ショーはもうただ、美しく楽しかったです。
(言い方間違ってたらごめんなさい、本当に無学なので…)
古典歌舞伎だったら、イヤホンガイドを借りた方が良いそうです。

あと、幕間のトイレ。
並ぶのを覚悟で行ったら、個室数もたくさん、空室はランプがついて一目瞭然、
案内係もいて、ぜんぜん並びませんでした。
こんなところも気がきいてますね〜

とっても楽しかったし、様子もちょっとわかったので、
また行きたいな〜、と思いました。
誘ってくれた友人に感謝感謝です(*^^*)