津和野、安野光雅美術館

kodomono2014-03-20

(3/10の津和野の旅のつづきです)
大好きな「安野光雅美術館」
ご存知の方も多いと思いますが…
安野さんはとっても美しく細かい水彩画を描かれる絵本作家。
私は母が「旅の絵本」シリーズが好きだったので、そのイメージが強く
優しくおしゃれな色遣いはヨーロッパ風だとばかり思っていたのですが、
はじめて津和野の町を眺めた時に、
ああ、これは安野さんの原体験からくる色遣いなんだ!
と感激しました。
その津和野の町で1926年に生まれた安野さんは、
美しい絵を描くだけではなく、数学や天文学、科学、文学、歴史などにも
造詣が深く絵も内容も面白い本をたくさん作られていて…
…ごめんなさい、ちょっと私には説明しきれません!

美術館は赤茶色の石見瓦と白い漆喰の美しい建物。

美術館らしい展示室の他、プラネタリウムもあり
「天動説の絵本」という美しい本の内容とともに星空を眺める事ができます。
古い学校のような展示室、図書室もあり
懐かしく落ち着いた気分になれます。

学校風の廊下

入り口のスーベニアショップでは、関連の本や雑貨がいっぱいで
毎回あれこれ欲しくなってしまうんですよね〜
今回買ったのはこちら。

どれもよかったのですが、手前の「ふしぎなたね」は
原画が展示してあり、とてもよかったもの。
1つ食べれば一年お腹がへらず、
土に埋めれば必ず2つ種子が実るというふしぎな種を
仙人が2つくれます。男は一つを食べ、一つを埋めて…
というお話。
種を増やしていく様子で、複利を学ぶものなんだろうけど
数学的なことより、今回私はこの本で深ーい人生訓を感じました。
もちろん難しいわけではなく、チビはチビでどれも楽しんでいます。

絵だけでも素晴らしいのに、内容も深い…
現在もクオリティーの下がらない作品を生み出し続けている…
ほんとうにすごい人だなあと毎回感じずにはいられません!
津和野に行く機会があればぜひ♪