恐怖!北海道のマダニ

※虫が苦手な人は読まない方がいいかもです。

入園当初の幼稚園からのおたよりに、
「ダニに注意、散歩した日は必ず入浴、
もし子供がダニに噛まれているのを見つけたら、
絶対取らないで皮膚科へ、そして必ず園にも連絡」
などと書いてありました。

ん?赤くなって腫れるくらいの私の知ってる
ダニと違うのかしらん、とネットで調べると…

北海道のダニはマダニというもので、本州などでは
千メートル以上の山にしかいないものである。
北海道では、キャンプや山歩きをした時に足下などから入り
数時間体の柔らかいところを探して歩いた後
痛みなく吸血し大きくなり「あれ?こんなところにホクロが?」
などと思って良く見ると…などということが多いらしい。
そして咬んでいるのをムリに引きはがそうとすると
顔や牙だけが体内に残ってしまうので、必ず皮膚科へ行くこと。
さらにこのダニにはライム病やツツガムシ病などなどの
恐ろしい病気を持っている場合があるため、大人でも二週間も
抗生物質を投与しなければならない。


こ…


こわっ!!!!!!


こわすぎる!!!!!


実は私にとってあまりに衝撃内容だったので、
北海道のイメージを悪くするかもと(観光大使か?)
ブログにも書けませんでした…


そして数ヶ月…
本日、昼過ぎシャワーを浴びせておりますと、チビの耳の
外側のひだに何かグレーの…石ころ?鼻くそ?(失礼!)

触ると、

固い…

くっついてる!!!

!!!!!!


まさにあわあわあわと動揺しながら救急センターに電話。
土曜の13時というビミョーな時間だったので

「こ、こどもが!こどもがダニに咬まれてるんですけど!
空いてる皮膚科を教えて下さい!!!」

センターの方はひじょーに冷静に近所の皮膚科を教えてくれました。

そしてその皮膚科受付で、今咬まれてるんです!と訴えるも
受付の方は全く慌てずふつーに待合室で待たされました。

今考えると、虫にさされたくらいで「こ、こどもが!」
なんて動転している場合じゃないですよね…
しかし、耳にきゃつがいるの!血を吸ってるのー!
って思いながら、アンパンマン探しの本を読む時間は長かった…

ところでチビのそれまでの様子は、
痛くもかゆくもなく吸血するという噂通り、
きゃつの存在は全く感じないようで
「チビ、ダニにかまれたのー?ようちえんのお山にいるダニー?」
「ダニとっちゃいけないんだよねー」
などといたって元気かつ冷静。見えない場所だしね…

そして診察。

「あーこれねー
 手術になるので、準備ができるまで待合室で待っててね」

…14時過ぎ、午前の診療が全て終了するまで、
きゃつの存在をひしひしと感じつつ今度は「トミカ」探し…

初めての「手術」にまたしても動揺して、
「麻酔のお注射がちょっと痛いけど、その後は痛くないからね!
大丈夫だよ!がんばったら夕方のお祭りで何でも買ってあげるからね!」
などとダメ親発言の私。チビは気丈に
「チビ、がんばるからねー」

そして手術。

と、いっても咬んでいるところをメスでちょいちょいってやって
ちっちゃくえぐるだけなんですけどね…
私もタオルケットで巻かれ寝かされたチビの足を触りつつ見ていました。

チビは「がんばる」という言葉通り、麻酔注射のときもえぐるときも
言う通りにじっと動かず全く泣きませんでした。

絶対泣くだろうと押さえる準備していた私もびっくりしたし、
看護婦さんやお医者さんも
「こんな三歳はいないよ」とびっくりしてました。

消毒してガーゼ貼って終了。

抗生物質は5日ぶん処方されました。
薬局でチビにとシールをいただいたので「ありがとうは?」と即すと
「ありがとう」と聞こえる声で言いました。
実はチビ、こういう場で初対面の人に、あいさつもありがとうも、
本当に一度もきちんと言えたことが無かったのです!

チビのすばらしい成長ぶりに感激した私は、
その後の近所のお祭りで、今までになく何でも買い与え、
終いには半分くらいでこぼしたポテトとジュースのおかわり
まで「いいよいいよ」と買って、親バカぶりを発揮しましたー


最後に。
実は前日幼稚園で散歩があったのに、夕飯後私がお腹痛くなって
そのまま寝ちゃったんですよね…
咬まれたのはきっとそれが原因…反省。

みなさん、北海道の山へ行った日はしっかり入浴すれば
大丈夫(たぶん)ですので!私もこれからは気を付けます。